第1回 お客様の声に素直に耳を傾ける~「直ちゃん」と「ガー君」の闘いの理論~


今日のメニューは何にしようかな・・・?

人はメニュー、メニューと軽く口にするが、
そもそも「メニュー」とはいったい何なのだろうか?

私なりの見解を申し上げるなら、それはレストランとお客様のコミュニケーションツールである。だからこそ、楽しく、わかりやすく、選びやすいことがその基本だ。

メニューは、それ自身が「無言のセールスマン」であり、「販売スタッフ」であり、さらには販売促進を行う「広報担当」でもあり、売上にダイレクトに関わってくる重要なファクターなのだ。

「これから自分でレストランを始めよう!」と思う人は、まず「どんなメニューにしようかな??」といったことから考え始めるかもしれないが、ちょっと待ってほしい。

メニューを作る前にはまず、あなたが考えるレストランが、メニューを通してお客様にどのような料理を伝えたいのか?どうすればお客様がおいしく味わい、感動していただけるのか? について、じっくり考える必要がある。

ところが、ここで料理人や飲食店を経営しようとする人がハマりがちな、大きな落とし穴がある。それが、「ガー君と直ちゃんの闘い」の理論である。

 


やっぱり僕の大好きなポークチャップのローストにしよう♪

これは、ごく自然な発想の流れだ。料理人や飲食店を経営しようという人なら、まず自分が身につけて来た技術、知識に基づいた料理を思い浮かべるだろう。

お客様の声を聞くためには?

◎ 自分の心の観察
自分が何を目的としてその料理を作ろうとしているのか?自分の価値判断の基準は何なのか?をつきとめるには、自分自身の心の中をちょっとだけ覗いてみる必要がある。ちょっと古臭く感じるかもしれないが、やはりまずは「精神論」なのだ。

よく、人の中には天使と悪魔が同居している・・・なんて例えがあるが、それと同様に、人間の心理の中には、人の言う事やアドバイスを素直に受け入れる気持ち=「直ちゃん」と、よく思われたい、自分の意見を主張したい、という自我の塊=「ガー君」の2つの存在があると思う。

 

◎「直ちゃん」と「ガー君」のバランスを取る
割合に思いこみの激しい性格の私は、どうしても自分の知識や技術からの発想で、「こうしたい」が先に出て来てしまう「ガー君」な人間。しかし、後でよくよく考えると、あの人の言うことももっともだよな~などと「直ちゃん」な部分が登場したりもする。

かと言って、「直ちゃん」だけだと自分らしさが無い感じだし、無論、「ガー君」だけだと自分勝手なヤツになってしまう。でも、レストラン経営には「直ちゃん」ベースに「ガー君」が少しのっている位がバランス的にも最適なのではないか・・・と考える。

そんな風に、自分をある程度客観的に見て、「直ちゃん」な部分と「ガー君」な部分のバランスを取ることができるようになると、相手・・・つまりお客様の気持ちや考えを取り入れることが容易になり、お客様と自分が共存できるということになる。

お店づくりの第一歩はここから
もちろん、私がこれまでに指導させていただいた生徒さんの中にも、そんなこと最初からお見通しの方もたくさんおられた。当然、そいういう方が経営しているお店は、今、繁盛店になっている。自分の考えや思い込みを変えるのは、至難の業。しかし、お店づくりの第一歩って、実はそんなことから始める必要があるのだ。メニューや料理を作るにしても、この考え方はまさにベースとなるもの。そんな考え方、物の見方、切り取り方、感じ方をすることから新しい発想やアイデアが生まれてくるのだ。


まずはガーちゃんと直ちゃんのバランスを取らなアカン!

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